待望のカラスウリの花が咲きました。
夜にひっそりと咲くカラスウリの花を見ようと
夜な夜な懐中電灯を持って、写真を撮りました。
どんな風に咲いたのか?
カラスウリの花、開花時間は?
カラスウリの花の画像は?
カラスウリの花は俳句の季語にも
なっていて、実と花のでは季語の季節も違います。
また、カラスウリは英語では何という?
どんな花だったのか画像とともに
紹介しています。
カラスウリの花画像と開花時間
カラスウリの花を見たことがない私は、
母から画像を見せてもらいました。
今まで見たことがない!なんて変わった花なんだろう。
しかも夜になると、カラスウリの花は咲く?
へぇ~っ、そんな花があるんだ…と、ビックリしました。
そして暑い夏の夕方、そろそろ咲くので?と聞いて駆けつけました。
カラスウリの花画像です↓↓ まだ蕾(つぼみ)
このカラスウリの花のつぼみから…あんな花が咲く?
とっても可愛らしいカラスウリの花蕾です。
夏のセミの声が聞こえなくなってきた頃、いよいよ日没時間。
そろそろかな~って思って見に行くと、
カラスウリの花はまだまだ蕾。
時間は、18時10分周囲は少し薄暗い。
カラスウリの蕾の先端が割れてきています。
割れたところから、細かい糸が少し見えてきている!
段々と、この蕾は割れていって完全に星のような型に開いていきます。
どうやって、あのヒラヒラしたものが収納されているの?
18時20分には、5角形の星型だったカラスウリの花蕾は
完全に糸みたいなものを開こうと、少しずつ広がって行きます。
18時23分
五角形のカラスウリの花びらから、糸がほぐれて
糸のかたまりが付いているかの様!
ここからは一気に、広がるのが早く感じます。
カラスウリの花全体が、確認できるので、もう糸くずではありません。
完全にカラスウリの花画像・開いた状態がコチラです。
↓↓
どうですか?綺麗ですよね~。
もう糸くずなんて言えません。
花は夕方から夜にかけてひっそりと咲くのですが、
咲いているこの姿は、ホント神秘的です。
糸くず?!そう言った自分が恥ずかしい。
実際に見てみると、そんな表現はダメです。
こんなに素敵な花の姿を見れるなんて、なんて素敵なんでしょう。
花びらの先が割けて美しい糸が重なりどんどんと伸びています。
まるで、美しいレースです。
蕾から大体30分程で、ゆっくりとカラスウリの花は咲いていきました。
カラスウリの花を嗅いでみると、かすかにウリの匂いがします。
きっとこの、香りで虫たちが寄ってくるのでしょう。
夏の夜限定であるカラスウリの白い花姿は、朝になるとしぼんでしまいます。
しかも太陽を避けるように、夜明け前にそっと閉じてしまう。
なんて神秘的な花!皆さんも是非、実物を見て頂きたいです。
カラスウリの花と画像・英語でなんと呼ぶ?
カラスウリは英語で『Japanese snake gourd』
ウリ科のことを英語でgourdと言います。また、カラスウリは、
ひげを伸ばしていく様子から蛇(snake)のように他の植物に絡みつく植物。
カラスウリの英名は、原産が日本であることから、Japanese snake gourdとなっています。
カラスウリの属名の学名Trichosanthes:トリコサンセスは、
ギリシア語のthrix(毛)とanthos(花)が語源.
花冠の先が細かく裂けて糸状になることから名づけられました。
カラスウリの花で特徴的な糸がもじゃもじゃと、
細かくなっていることを示しています。
カラスウリの花と画像・季語は何?
俳句では烏瓜(からすうり)が秋の季語、
烏瓜の花(からすうりのはな)が夏の季語です。
分類はウリ科で、カラスウリ属。つる性多年草の花です。
カラスウリは、林の中やヤブの中、野山にもよく咲いていています。
つる性の植物で巻きひげがあり、このヒゲで草にからみついてどんどんと育って行きます。
とっても強い植物で大きさは3~5メートルまで育ちます。
カラスウリの花は、
夏場の薄暗い時間から咲き始め、
美しいレースのような花の姿を見せるが夜明けまでにはしぼんで完全に縮む。
花期は、8月・9月の一月ほど。
ですからカラスウリの花の季語は夏なのです。
カラスウリの和名は、烏瓜:からすうりで花が咲き終わると実がなります。
この実は、初めは緑色の卵型なのですが熟していくにつれて
段々と濃いいオレンジになって行きます。
このカラスウリという名前の由来には、色々な説があり
唐から輸入された唐朱瓜の、朱赤色に似ているという説。
また、カラスウリの実が、枝にいつまでも残ってカラスの食べ残しに見えたことから
ついたという説などがあります。
このカラスウリ花の実は、10月から11月です。
ですからカラスウリ花の実の季語は秋。
実の中にある種は、「打ち出の小槌」に似ていることから縁起が良いと言われ
お財布に入れておくといいそうです。
漢方では、根を通経(月経を起こさせる)・利尿剤(尿を多く出す)ことに使われ、
種子を鎮咳剤(咳を鎮める)ことに使うようです。
まとめ
・蕾から大体30分程で、ゆっくりとカラスウリの花は咲いていく。
・花は夕方から夜にかけてひっそりと咲く。
・カラスウリは英名Japanese snake gourd。